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昔々あるところにこの上も無く自惚れやで高慢ちきな女を2度目の奥さんにした男がいました。
この奥さんには性格がそっくりな2人の娘がいました。
男の方にも1人娘がいましたが、この娘は優しい気立てのいい娘でした。
2度目のお母さんはこの娘が自分の娘と比べてあまりにいい娘なので嫌いで、家の中の一番辛い仕事をいろいろさせました。
仕事が辛くても文句も言わず、仕事が終わると暖炉の隅にもぐりこんで灰の中に座っていました。そこで上の姉さん達は『シンデレラ(灰娘)』と呼ぶ様になり
ました。
ある時、お城の王子様が舞踏会を開くことになり、シンデレラの上の姉さん達も招待されました。
姉1 『なにょ〜着てかっか?』
姉2 『おらァ、こりょ〜着てくっさ』
姉1 『てっ!こおしゃっぺいじゃん! 』
バタバタと姉達は着替えています。シンデレラはその横で忙しそうに働いていました。
姉1 『シンデレラ、おまんも舞踏会へ行ってみてェら?』
シンデレラ 『なにょう言ってるで〜、かまっちょし、行けっかねえじゃん』
姉2 『ほりゃほ〜だ、しゃらっ汚ねえかっこで行けっかねえら』 |