甲州弁50音辞典  な行 

■な行
  なえ〜 / なひ〜 / にい〜 / ぬか〜 / ねえ〜 / ねこ〜 / のお〜 / のた〜

な行 なひ〜

 
なびくる 撫でる ⇒なでくる(同義)

なびる 塗る

なまけってえ だるい

なましい  生煮え
(例) いもがなましい(芋が生煮え)

なまっかわき 半乾き
(例) せんたくもんがなまっかわきだ(洗濯物が半乾きだ)

なめちょし  舐めないでください

なめっくじら ナメクジ
(例) うえ〜なめっくじらだ(うわ〜ナメクジだ)

なめっこい すべっこい
(例) あかんぼのほっぺはなめっこい(赤ちゃんのほっぺはすべっこい)

なもねえ  見事な
(例) なもねえじゃん(見事ですね)

ならかす 鳴らす
(例) クラクションをならかす(クラクションを鳴らす)

ならす 平らにする
(例) たんぼをならす(田んぼを平らにする)

なりたけ  なるたけ
(例) なりたけはやくいく(なるたけ早く行く)

なるい 弱い
(例) ほんななるいこんじゃあダメ(そんな弱いことではダメ。)

なんしい 何をしに
(例) なんしいきただ(何をしに来たの

なんじゃあねえ なんのことはない
(例) なんじゃあねえ、じきそこだ(なんのことはない、すぐそこだ。)

なんしろかんしろ どうにもこうにも
(例) なんしろかんしろいいからやれ(どうにもこうにもいいからしなさい)

なんたあねえ 何ということもない
(例) なんたあねえこんでさわいじょ(何ということもないのに騒ぐな)

〜なんたら 〜のなんの
(例) うまいなんたらくってみ(上手いのなんのって食べてごらん)

なんたらことやら 何ということなのか、やれやれ

なんたらことに 何のことに
(例) なんたらことにできとお(何のことに出来た)

なんちゅう  なんという
(例) なんちゅうしだ(なんという人たちだ)

なんちゅうこんずら  何ということだ ⇒なんちょにか(類義)
(例) てっ!なんちゅうこんずら(まあ!何ということでしょう)

なんちょうにか どうにか、やっと
(例) なんちょにかできた(やっと出来た)

なんちょうにも なんとか
(例) なんちょおにもすらだぁ(なんとかしよう。)

なんでかんで いずれにせよ
(例) なんでかんでしねえならん(いずれにしろやらなけらばならない)

なんていっとおで  何と言ったの

なんぼ  おいくら(値段)

なんぼおでも いくらでも・いつまでも
(例) なんぼおでもある(いくらでもある)

なんぼもない いくらもない
(例) のこりんなんぼもねえ(残りがいくらもない)

なんぼか  ほんの少し、幾分
(例) なんぼか熱んある(ほんの少し熱がある)

な行 なえ〜 な行 にい〜

甲州弁50音辞典

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