甲州弁講座 基本編  

■甲州弁文法上の特色
名詞 /  代名詞 /  動詞 /  形容詞 /  形容動詞 /  助動詞1 /  助動詞2 /  副詞 /  接頭語・接尾語
助詞1 /  助詞2 /  助詞3 /  助詞4 /  感動詞
  

名詞 〜甲州弁文法上の特色〜


ものの名前や人の名前、ことが らなどを表わす言葉のことで、後ろに「は」や「が」などがついて文の主語になります。

蚕のことを『おぼこさん(国中)・おしらさん(郡内)』、足のかかとは『あこい』といったように地域によって呼び方が違ったりアクセントの違いがありま す。
 
名詞のあとに助詞の「は」「を」がくると特殊変化します  ⇒助詞

梅をつける⇒ うみょおつける 風邪をひいた ⇒かじょおひいた
ここはどこだ ⇒こかあどこで 酒は飲めない ⇒さきゃあのめん
年をとる⇒としょおとる 栗をくれ⇒くりょおくりょお


代名詞 〜甲州弁文法上の特色〜


「ぼく、わたし」や「あれ、これ」のように名前を使わないで人やもの、ことがらを表わす言葉です。

名詞と同じで後ろに「は」や「が」などがついて文の主語になります。
また、「を、に、で、まで、から」などをつけて使われることもあります。

【甲州弁では?】
ものやことがらを表わす指示代名詞の中の「そ」から始まる言葉は「ほ」になるものが多いようです。

*そこ、その ところ(場所)⇒ほこ、ほこんとこ
*それ、そい つ(事物)⇒ほれ、ほいつ
*そっち(方 向)⇒ほっち
*その(関 係)⇒ほの
*そんなに、 そんな(状態)⇒ほんなん、ほんな、ほんねん、ほんねに
*そのくらい ⇒ほのくれえ

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