けれど そのリンゴを一口かじるなり白雪姫はバタリと倒れて
二度と目を開きませんでした。
白雪姫が死んだ事を知った小人たちは悲しみ せめて美しい白雪姫が
いつでも見られる様にと ガラスのひつぎの中に白雪姫を寝かせて森の中に置きました。
そしてある日 1人の王子が森で白雪姫のひつぎを見つけたのです。
「なんちゅうきれいな姫ずら。まるでねぇってるよぉじゃん」
王子は思わず ひつぎの中の白雪姫にキスをしました。
するとキスしたはずみで 毒リンゴのかけらが白雪姫ののどから飛び出したのです。
目を開けた白雪姫は
「あれ おらぁ どこにいるずらか?」
と 王子に尋ねました。
「ずっとおれと一緒にいるだよ。いいけ姫」
王子と結婚した白雪姫は ずっと幸せに暮らしました。
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