逆引き甲州弁辞典  か行 

■か行
  か〜 / き〜 / く〜 / け〜 / こ〜 

け〜 


下品 ⇒ がさつ
(例)がさつにあいっちょ(下品に歩くな)

軽トラック ⇒ けっとら
(例)にをけっとらにつける(荷物を軽トラックに積む)

げんこつ ⇒ こつ
(例)こつくれろ(ゲンコツをしろ)


こ〜 


交換 ⇒ くみっこ
   *互いに交換することをさす。
(例)くみっこしんけ?(交換しない?)

交換する ⇒ くむ
   ◆交換してください=くんでくりょお
(例)こりょおみせえいってくんでこお(これを店に行って交換してきなさい)

交互 ⇒ いぐっちぐ、ばんてっこ
(例)いぐっちぐにするだ(交互にするんだ)
(例)けんかしっこにばんてっこにのれ(喧嘩しないで交互に乗れ)

口実 ⇒ かずけ
(例)こりょおかずけにのまだあ(これを口実に飲みましょう)

ごちそうさま ⇒ おごっさんでした   (参考)おあがんあって ⇒ 召し上がれ

ごちそうになる ⇒ よばあれる
(例)じょおぶよばあれとお(すっかりごちそううになった)

事柄 ⇒ こん
   *〜ということ=〜ちゅうこん
(例)だめっちゅうこん?(ダメってこと?)
子供 ⇒ ぼこ  (複数)ぼこだち ⇒ 子供たち
(例)どこのぼこで?(どこの家の子?)

この前 ⇒ せんころ、このめえ
(例)せんころみいいったきた(先頃見に行ってきた)
(例)こんめえいきあっとお(この前出逢った)
このくらい ⇒ こんくれえ  (参考)あんくれえ ⇒ あのくらい
(例)こんくれえのこんしろし(このくらいのことしなさい)

この頃 ⇒ きょうび
(例)ナウいなんてきょおびいわんよ(ナウいなんてこの頃言わないよ)

こぼす ⇒ おっこぼす
  *(こぼす)に強める接頭語(おっ)がついた形。
(例)みずうおっこぼした(水をこぼした)

怖い ⇒ おっかねえ
   *幼児語=おっかい
(例)うちのおかっさんわおっかねえ(うちの奥さんは怖い)

怖がる ⇒ おっかながる
(例)ほんねんおっかながっちょ(そんなに怖がるな)

ご破算 ⇒ ぶく
   *喪中=ぶく の意味もある
(例)縁談がぶくになる(縁談がご破産になる)
(例)今年わぶくっさ(今年は喪中なのさ)

壊す ⇒ おやす
  ◆壊してしまった=おやしちゃった
(例)あいつんおやした(あいつが壊した)

壊れる ⇒ おええる、おしゃかになる
(例)ええがおええる(家が壊れる)
(例)事故で車がおしゃかになった(事故で車が壊れた)

転ばす ⇒ ころげる
(例)ドラム缶をころげてる(ドラム缶を転ばしている)

根性 ⇒ ずく
   ◆根性なし=ずくなし
(例)ずくだしてえべ!(根性入れて行こう)

こんなに ⇒ こんねん  (参考)あんねん ⇒ あんなに
(例)こんねんでっかい(こんなに大きい)

か行 け さ行 さ

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