甲州弁50音辞典  あ行 

■あ行
  ああ〜 /  あか〜 /  あだ〜 /  あな〜 /  あわ〜 /  いい〜 /  いか〜 /  いさ〜 /  いな〜 /  うさ〜 
  うな〜 /  ええ〜 /  えら〜 /  おあ〜 / おさ〜 /  おだ〜 /  おな〜 /  おら〜 

あ行 あか〜

 
あか あかちゃん
(例) あかみにえべ(赤ちゃんのお祝いに行こう)

あがあに あのように  奈良田方言

あかす 知らせる
(例) なんかあったらあかせし(何かあったら知らせなさい)

あかっつらあひっぱる 恥じて興奮して顔を赤らめて反抗する

あかぶき 肝臓

あかまっか 見事に赤いこと
(例) サルのケツはあかまっか(サルのお尻は真っ赤)

あかみまい 出産見舞い ⇒うぶやしない(類義)

あかめはる 一生懸命になる

あかよく あからさまな強欲
(例) あかよくかくじゃあねえ(強欲をかくものでない)

あがらっしぇ 食べてください

あがりっと 上り口

あがる 進級する
(例) このぼかァ小学校へあがった(この子は小学校の進級した)

あきっしょう すぐに飽きる性分
(例) あいたああきっしょうだ(あいつはすぐに飽きる性分だ)

あくび あけび(植物)

あくたま ガキ大将
(例) むかしゃああくたまだった(昔はガキ大将だった)

あくてえ 口汚く罵る
(例) あくてえばかつく(罵ってばかりいる)

あぐち あぐら

あぐつ ⇒あこい(同義)

あくび あけび(蔓科の植物)

あくらあくら いつまでもむさぼり食っている様

あけえ  あそこに

あけっぴろげ あからさま、開放的
(例) あけっぴろげなせいかく(開放的な性格)

あげる 供える
(例) 仏壇にお茶をあげる(仏壇にお茶を供える)

あこ あそこ
(例) あこへ行く(あそこへ行く)

あこい かかと ⇒あぐつ・あこつ(類義)
(例) あこいが痛ェ(かかとが痛い)

あさで

あさづくり 朝食前の仕事

あしたなさ 明日の朝

あしたのばんげ 明晩
(例) あしたのばんげいかあ(明晩行くよ)

あしっこ 足跡
(例) あしっこつくじゃあね(足跡がつくじゃないか)

あしっつるし 足長蜂

あじなめる 味をしめる
(例) もうけたからあじなめてまたする(儲けたので味をしめてまた行う)

あしのひら 足の裏

あじめし 五目飯

あじもそっぺもねえ 味も素っ気もない

あしんぼお ⇒づかんぼお(同義)

あすあす 明日が差し迫った状況
(例) あすあすにもぼこんでる(明日にでも子供が生まれる)

あすけえら あの辺 ⇒あすこいら(同義)
(例) あすけえらにいろ(あの辺にいなさい)

あすこ あそこ ⇒あこ(類義)
(例) あすこにめえる(あそこに見える)

あすびいこお  遊びに来い
(例) たまにゃああすびいこお(たまには遊びに来い)

あすびしゃあだ 骨の折れない仕事(楽な仕事)

あすぶ  遊ぶ
(例) あしたあすぶけ?(明日遊びますか?)

あすんでる 遊んでいる
(例) いま、あすんでる(今、遊んでいる)

あすんぼお 働かないでいる者

あぜ なぜ ⇒なえ(同義)
(例) あぜ、わからんだ(なぜわからないの)

あせみずく 汗だらけ
(例) あせみずくで働く(一生懸命働く)

あそこいら あの辺

あ行 ああ〜 あ行 あだ〜

甲州弁50音辞典

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